私の頭のなかの消しゴム（アルツハイマー型認知症）

こんにちはフクロウです。僕の好きな映画の一つに

　　　　　　「私の頭の中の消しゴム」

があります。韓国映画です。建設会社社長令嬢のスジン（ソン・イェジン）と建設工事現場で現場監督として働くチョルス（チョン・ウソン）の純愛物語です。スジンが若年性アルツハイマー型認知症にかかり、大好きなチョルスを忘れていく、そんな悲しい物語です。

僕がこの映画で一番泣いたところは、スジンが記憶を無くし、ふとチョルスの名前を昔の不倫相手の名前と間違えて呼ぶシーンです。それを聞き必死に涙を堪え何事もなかったように振る舞うチョルスのカッコよさ、優しさで号泣しました。

ここで医学的に特筆すべき点は、アルツハイマー型認知症は近時記憶から障害される点です。古い記憶の方が残るので、昔付き合っていた彼氏を覚えていて、今の夫チョルスに昔の彼氏を重ねてしまうシーンで泣かずにはいられなくなります。

認知症にはアルツハイマー型認知症、Lewy小体型認知症、前頭側頭型認知症、脳血管性認知症と様々な認知症があるが、厚生労働省の発表によると日本には400万人程度の認知症患者がいるとされ、2025年には750万人を超すと予想されるそうです。

「私の頭のなかの消しゴム」是非、アルツハイマー型認知症についての勉強にもなるので見たことない人にお勧めです。